人の目と手とを借りながら精度と大きな振り角を得る

機械式ムーブメントを手組みする際、各パーツをピンセットでつまみ上げ、所定の位置にセットする。シチズンの自動製造ラインで、ピンセットに代わってパーツを持ち上げ、セットしているのはバキューム。各マシンのロボットアームには、それぞれが扱うパーツのサイズや形状に合わせたノズルが取り付けられている。そして正確にパーツを吸い上げ、所定の位置に運び、セットした後、吸引を止める仕組みだ。

驚くべきことに、形状が複雑な脱進機のアンクルや繊細に取り扱わなければならないテンプまで、同じ原理で自動で組み込まれていた。先にセットされたガンギ車と、爪石が正しく当たる位置に正確にロボットアームがアンクルを設置。その際テンプの軸(天真)の振り石と、連携するY字になったハコが正しい位置に来ているかは、人の目で確かめて微調整される。数少ない、人の手が介在する工程の一つだ。

続くテンプの組み込みでは、バキュームで持ち上げた瞬間にひげゼンマイが縦に伸びてたゆむ。それが絡まぬように所定の位置に運び、天真の軸受けに差し込まれる。その際、天真の振り石は、しっかりとアンクルのハコの間に来ている。驚くべき正確さだ。

ブリッジの取り付けとネジ留めも、自動。テンプを固定した後、ひげゼンマイの歪みなどが目視で全品検査され、不良はその場で調整を行う。時計精度を司る、脱進機とテンプの検査には、どうしても人の目と手が不可欠。しかし以降の歩度調整は自動化されていて、精度と量産性とが両立される。

キャリバー82系では、精度を+40~-20秒(キャリバー8203は+20~-10秒)に設定。どちらも量産型では優秀な数値だ。自動ラインが、この性能の低価格化をかなえる。

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