名作シーマスターの原型となる時計が誕生

オイスターケースが実用一辺倒だったのに対し、当時流行していたアール・デコ調の角型ケースで巻き返したのがオメガのマリーンです。二層スライド式ケースによって温度差と圧力から時計を保護し、シーマスター誕生への道を切り開いたともいえます。このロレックスとオメガは以後もサブマリーナー、シーマスターという偉大な潜水時計によって、海の男たちの人気を二分することになります。

写真上/二重ケースで特許を取得したオメガのマリーン(1932年)。135m防水を誇ったが、リューズ操作のたびにケースから出す必要がありました。下/シーマスターは1948年の誕生当初は日常生活防水程度でしたが、1957年に200m防水へと大幅にスペックアップしたシーマスター300が誕生。