ロレックスが画期的な完全防水ケースを開発したのが始まり

20世紀初頭、懐中時計から腕時計に移行すると、時計は湿気や埃に直面しました。当初は故障も多く、信頼度は低かったのです。そこに目を付けたのが、当時は後発ブランドのひとつに過ぎなかったロレックスでした。1926年に特許を取得したオイスターケースは、それまで のようにパーツを組み上げるのではなく、金属の塊からケースを削り出すもの。その実力を最初に証明したのがグライツ嬢によるドーバー海峡横断。このとき初めて、腕時計は実用品として広く認知されたといえます。

写真上/1926年製ロレックス。金属の塊をくり抜いて成型し、ねじ込み式のリューズと裏蓋で完全に密閉したオイスターケースを採用。下/グライツ嬢とオイスターモデルの偉業をアピールすべく、ロレックスはロンドンの大衆紙『デイリー・メール』に全面広告を掲載しました。